筒井康隆先生の”現代語裏辞典”について語らせて

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今回は最近読んだ筒井康隆先生の”現代語裏辞典”について語らせてください!!

筒井康隆先生は皮肉やブラックユーモアなどの表現が秀逸でほんとに面白くて大好き。

そんな中で今回は、この表現面白いな〜というクリーンヒットした単語を紹介します!

あい【愛】すべて自分に向ける感情。他へはお裾分け。

あくとう【悪党】与党のこと。

いいわけ【言い訳】他人のそれは拒否し、自分はそれが大好きという弁論。

いきがい【生き甲斐】幸福な者は自覚せず、不幸な者が自覚したいと願う感情。

いごこち【居心地】周囲ばかりを気にする人間特有の気持。

うさぎ【兎】網タイツ姿がとても魅力的な動物。

オリンピック ナショナリズムを背負わされた各国運動選手による代理戦争。

けいえいしゃ【経営者】企業のお詫び担当。

けいろうのひ【敬老の日】すでにボケている人を本人にわからせようとする日。

げんえき【現役】本人のみの主張。

さきおくり【先送り】楽観的に、時間が経てばもっといい案が出るか、状況が変わると思ってるが、どちらもない。

じこあんじ【自己暗示】おれの妻は美しい。

しゅうめい【襲名】実力ない役者をいい役者のように見せかける制度。

ておくれ【手遅れ】医者の言い訳。

これはほんの一部ですが、一つの単語に対する想像力が常人離れしていますよね。。

ふつーに生きてたらこんなの思いつかない…笑 ただどこかでうっすら感じていることや共感してしまう部分があるからこんなにも過激な表現でも面白いんだなー。

「わははおもしろーい。」と「え、なんでそんなこというのひく。」っていう感情のちょうど狭間で、読者に刺さる表現が多いなって感じでした。笑

また読んで気になった本は紹介します⭐︎

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